中小企業の逆境脱出の極意 その3

社長の決断

妄想の恐怖を持って漠然と進む道は、闇の中。

問題を具体化すると解決の光が見えてくる。

すると、闇は光によって消され、希望と言う道が現れる。

中小企業の逆境脱出の極意 その3

 

会社はいつからでも黒字に変われます。

中小企業の逆境脱出の極意は、営業を黒字化することが先決です。

 

黒字化の方法は、前回も解説しましたが、とても重要なことですので、もう一度解説いたします。

 

手順1、昨年の決算書から、月間平均の売上利益実績を出す。

 

手順2、昨年売上実績の70%(もしくは80%)で営業利益がゼロになるように費用を圧縮して、損益分岐点売上計画を作る。

 

手順3、昨年の月間の平均経費をご破算にして、新しく各経費科目に損益分岐点売上を達成するためだけに必要な、費用を圧縮した費用を配分する。

 

手順4 計画通りに実行する

 

※ 社長さん経費の配分は、売上に繋がらないものは、限りなくゼロにしてください。

 

費用削減配分表を添付しておきます。
ダウンロードは下記からお願いいたします。

http://www.united77.net/mg148/ns14.pdf
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思い切った費用の削減

 

多くの社長さんには、今迄の慣習や、執着があって、思い切った費用の削減はできないと考えてしまいがちです。

 

人員数、設備、事務所の広さ、一般管理費の使い方などなど、費用削減という発想ではなく、「これだけでやるんだ」と決めてください。

私の指導先の例をお話しします。

 

年商規模が5億円程度の建設関連業者さんです。

 

この会社さんの本社は、床面積が30坪程度の3階建てのビルを、借りていました。

 

この本社を30坪の事務所に移転してもらいました。

 

スペースを取らないために、各自に割り当てられていた机を廃止し、折り畳みの長い机と、折り畳みの椅子にしました。

 

書類は、壁に棚を作り各自に書類ケースを渡し、そこの保管することにしました。

 

15坪あった社長室も廃止しました。

 

社長さんのベンツも売却し、会社のライトバンに乗ってもらいました。

 

事務用品、パソコンなどの事務機器も今までの3分の1まで減らしました。

 

社長さんは営業黒字化のための計画策定段階では、過去の慣習や執着にとらわれ、無理だ難しいと、できない理由ばかり言っていました。

 

しかし、やらなければその先は倒産破産が待っていることを自覚し決断してくれました。

 

これによってこの会社さんの損益分岐点売上は、実勢売上5億円の70%まで落とすことができ、今では優良企業に変身しています。

 

この社長さんも、初めは将来に対して、倒産、破産そしてその後に何が起こるんだろう、という妄想の恐怖で闇の中を漠然とした気持ちで、経営をしていました。

 

しかし、営業黒字化のための計画策定段階で、具体的な問題の明確化と、解決の対策が見えだすにつれて、希望と言う光が見えだしたようです。

 

社長さん、営業の黒字化は難しくありません。

 

それは社長さんの決断だけで可能なんです。

 

溜まった債務をどのようにするか

社長さんが、営業の黒字化のために、会社の形を変えることを躊躇してしまう理由は、溜まった債務の支払いが滞ることによる、厳しい請求や、支払いが遅れることで起こるかもしれない、経営上の不安があります。

 

これも漠然とした妄想の恐怖です。

 

社長さん、支払いが遅れることで想定できる、様々な経営の不安を、書き出してみてください。

  • 取引が停止される
  • 仕入ができなくなる
  • 資産を差し押される
  • 社員さんが不安を持ってやめてしまう。

 

書き出すとこんなものでしょう。

 

ですがこんなことはすぐに起こりません、計画さえ立てておけば、起こる前にいくらでも対処の方法は出てきます。

 

それでは溜まった債務をどのようにするか

 

債務対策は原則的に3つの方法しかありません。

 

JALのような超大手会社再建も、社長さんのとこのような中小企業の会社再建も、原則はすべてこの3つの方法によって、債務処理をしています。

 

債務対策3つの原則

  1. 債務の長期化
  2. 債務の圧縮化
  3. 債務の消滅化

 

社長さんの今の現実では、債務対策は1の債務の長期化しか、見えていないと思いますが、中小企業でも債務の圧縮化、債務の消滅化も可能です。

 

それでは社長さんを妄想の恐怖へ陥れている、溜まった債務の具体的な処理方法を、営業収支黒字化を前提として解説していきます。

 

1.租税債務 
新しく発生するするものはきちんと支払う。たまったものは分割支払いにする。

 

2.法定福利費
社会保険の滞納も租税債務と同じ方法

 

※ この2つ、税務署と社会保険事務所に関してはいい加減な対応をしますとすぐに銀行口座や売掛金等の資産差し押さえをしてきます。倒産の引き金になりかねません。

 

誠意を持った対応が必要です。

 

3.買掛金
1.2.の次に優先して新しく発生する買掛金は通常の支払い条件で100%支払う。溜まった債務は分割支払い条件を承諾させる。
誠意を持ち支払い計画を明確に明示すれば、納得してくれます。

 

4.支払手形
額面の30%程度の現金を持って、期日を延ばしてもらう。手形の交渉に関しては、折を見て解説いたします。

 

5.未払い費用
資金繰りが厳しい場合は支払いを一時停止。

 

6.銀行借入
利息支払いにする。厳しい場合は支払い停止。

 

リスケ交渉や、支払い停止に関したは、メルマガの読者さんに無料で電話相談に乗ります。

 

7.人件費

5までの対策でも資金繰りが厳しい場合は分割支払いに協力してもらう。

 

これで資金繰りが回らない場合は、究極の対策が必要です。

 

究極の対策にはやや非道徳な部分もありますので、文章にはできません。

 

社長さんが、とことん資金繰りに詰まったとして打つ手がなくとも、それは社長さんが考えている現実です。

 

厳しい言い方ですが、資金繰りが回らなくなった現実は、社長さんの考え方や、やり方が招いた結果です。

 

社長さん、自分で招いた問題は同じ考えや、やり方では解決できないんです。

 

新しいやり方を持ってこなければ、それは解決しません。

 

新しい考え方や、やり方は勉強して学ぶか、逆境を乗り越え現在立派に経営をしている社長さんに聞くか、解決の知識のある方にやってもらうかしかありません。

 

私のホームページをご覧になれば、お分かりのことと思いますが、私もかつて創業して19年で、年商60億円、社員約300人の企業を作り上げましたが経営力が及ばずに倒産いたしました。

 

もし今の私が倒産の前夜に戻れたら、絶対に会社は倒産させていません。

 

当時の私が見ていた経営の現実と、多くの経験を積んだ今、見えている経営の現実はあまりにも違います。

 

社長さん、いま見えている厳しい現実は、もう一段上の現実から見た場合は、経営にとって大きな問題ではないかもしれません。

 

それは社長さんに与えられた、学びと成長のチャンスになるかもしれないんです。

 

問題を起こした思考のままで、その問題を解決することはできません。

 

とことん資金繰りが詰まっている社長さんは、個別に無料相談にお申し込みください。

 

社長さんが素直な気持ちで私の話を聞き、新しい現実を受け入れることができれば、必ず解決の道が見つかります。

 

もう1度申し上げます。

 

必ず解決の道が見つかります。

 

連絡先 「無料相談お願いします」と、ご連絡ください。

090-9200-3139

 

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