中小企業の逆境脱出の極意 その1

損益分岐点 社長の決断

今迄のやり方が最悪の事態を生んだ。
だからやり方を、変えなければならない。

最悪の事態になると、人は最高の決意が出来る。
最悪の事態とは学び成長する最高のチャンス。

中小企業の逆境脱出の極意 その1

逆境で資金繰りが回らず苦しんでいる社長さんは、銀行借り入れの返済猶予や、リスケができれば何とかなると考えています。

 

しかし、資金繰りを改善し、経営の逆境脱出を脱出するという事は、そんなに単純なことで解決することはありません。

 

私は毎日4、5社の社長さんから、会社再建のご相談をお受けしています。

 

相談の多くは、売上が低下して資金繰りが回らないので、どうしたらいいでしょうか。という内容です。

 

もちろん、私に相談に来るまでに、社長さんは何とか売り上げを上げよう、と努力はしてきたでしょう。

 

経費の削減もできることはやったと思います。

 

また、何とかお金が借りられないかと、借り入れに奔走したことでしょう。

 

しかしこれらの努力は、目先の苦しさから逃れたいという、やみくもな努力と言えます。

 

努力には「努力目標」がなければ、「何を」、「いつまでに」、「どのくらい」と言う道筋が見えてきません。

 

やみくもな努力は、道筋が見えない闇の中の徒労です。

 

いくら目先の苦しみを逃れようと、社長さんが気になっても、目標のない努力では資金繰りの改善にはつながりません。

損益分岐点売上を達成する

目標とは、「何を」、「いつまでに」、「どのくらい」やることで結果的に
「どうなっていたいのか」を明確にすることです。

 

資金繰りの改善の絶対条件は、営業収支の黒字化です。

 

営業収支の黒字化とは、「損益分岐点売上」をクリアーすることです。

 

ですから目標とは、「何を」損益分岐点売上を、「いつまでに」3か月後に、
「どのくらい」120%上回るようにする。というように設定します。

 

そして次に、「どうなっていたいのか」を明確化することです。

 

損益分岐点売上を120%上回ることが達成できれば、新しく発生する債務
は100%支払えます。

 

損益分岐点売上を上回った20%の売上分の粗利は純利益です。

 

社長さんが苦しんでいる資金繰りの要因は、営業収支の赤字の累積によって
売上金の回収より、支払いが多くなっていることです。

 

ですから、赤字に比例して債務がたまり、厳しい請求に合って苦しんでいる
状況があるんです。

 

新しく発生する債務を100%支払うことを条件に、この旧債務は長期の分
割で支払っていけばいいんです。

 

そんなことを言っても、「売上が上がらないから赤字が続き、資金繰りが回ら
ないのに、損益分岐点の120%もの売上なんて出来っこない。」と言う社長
さんの声が聞こえてきます。

 

社長さん、いいですか。損益分岐点の120%アップ売上は、何も売上を伸
ばせと言っているんではないんです。

 

いま、社長さんの会社の実勢売上を、損益分岐点の120%になるように、
会社の形を変えればいいんです。

 

これは売上や粗利を増やすような、他人の都合に関係なく、社長さんの決断
で実行し達成することが可能です。

 

損益分岐点売上の120%アップの達成法

社長さん、現在の月間平均売上を、昨年の決算書から割出してください。

 

月間売上が、たとえば1000万円としましょう。

 

そうしましたら、売上800万円の粗利額内で、総費用をまかなうように
予算を配分してください。

 

この予算配分は、過去の経費科目を睨んで、いくら下げられるかではなく、

各科目を白紙の状態にして、いくら費用を配分で来るか粗利額の範囲で割り
あててください。

 

社長さん、この方法で割り当てた経費は、今迄の実勢経費額のたった20%
減です。

 

この実勢経費額の20%減の費用配分は、社長さんの決断で、実行が可能な
範囲ですし、会社が回らなくなるほどの、物理的な問題は起こりません。

 

このように実行するだけで、実勢売上げが、損益分岐点売上の125%アッ
プになり、営業収支が黒字の立派な会社に、一瞬にして変わります。

 

実勢売上(1000万円)÷損益分岐点売上(800万円)を計算機で計算
してください。

 

今の実勢売上の1000万円の売上が、125%になりますでしょう。

 

今の実勢売上で社長さんの会社は赤字を垂れ流し、資金繰りを悪化させ苦し
んでいるんです。

 

ほんの少しの知恵と、社長さんの経営に対する正しい決断があれば、今の売
上でも会社な黒字化ができ、資金繰りを改善することが可能です。

 

決断の意味

社長さんの会社が、なぜ赤字で資金繰りに苦しんでいるか、と言いますと、
それは【間違った経営】をしてるからなんです。

 

ですから、その間違いをのやり方を変えなければ、新しい結果は出てきませ
ん。

 

社長さん、【決断】とは何でしょうか。

 

決断とは、過去の執着による考えや慣習を【断つ】

 

そして未来に夢と希望の目標を【決める】という事です。

 

【決めて断つ】これが決断の意味です。

 

現在の中小企業の厳しい経営環境の中、多くの社長さんは将来に不安を抱え、
目先の問題に押しつぶされそうに、経営に道を歩んでいます。

 

こんな不安な将来への道を歩んで幸せですか。目標のない経営でうまくいき
ますか。

 

こんな不安と不幸な道は、明日から歩まないでください。

 

社長さん、未来に営業収支の黒字化と資金繰り改善の目標を作ってください。

目標には、夢と希望があります。

未来に夢と希望を持ち、現在の問題を目標達成のための学びとして、問題を新
しいことへ変わるチャンスと捉え、これからの経営の日々を歩んでください。

 

この道は将来の希望へつながる道であり、充実に日々を振り返ったとき、社長
さんの後ろに【幸せの道」が続いてきます。

 

社長さん、幸せは未来みあるのものではないんです。未来には夢と希望があるん
です。

 

そして幸せは振り返ったときに、過去からついてくるものなんです。

 

「ああ、私が歩んできた道は、しあわせだったなあ」と。

 

社長さん今日から、この幸せの道へ歩みを変えることを決断してください。

 

社長さんの決断と実行で、営業収支の黒字化や資金繰りの改善は、そんなに難し
いことではありません。

 

社長さんの会社は、社長さんや社員さんの皆さんで、今まで培ったお客さんや、
商品、サービスがあるんです。

 

ですから、売上はゼロではありませんし粗利益もあるでしょう。

 

売上があるという事は、やり方で利益は必ず出し事はできます。

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今迄のやり方が最悪の事態を生んだ。
だからやり方を、変えなければならない。

 

最悪の事態になると、人は最高の決意が出来る。
最悪の事態とは学び成長する最高のチャンス。

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次回は営業収支黒字化を達成した後の、資金繰りの具体的な方法を解説いた
します。

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